自転車日本縦断 総集編①

http://ameblo.jp/cycle-traveler/entrylist-2.html

彼のブログです😊

最後に少し自分の振り返りをしてます




 

 

今、鹿児島から横浜へ向かう電車内でこのblogを書いている。

タイトルにある通り、今回はこの旅のまとめとして、印象に残ったことや感じたことについて書いてみようと思う。

恐らく写真が殆どない、文字ばっかりになりそうだ。

この旅で感じたことは3つ。

1つ目は「足を止めずに進んでいれば必ずゴール出来る」ということ。

正直、北海道にいたときは鹿児島なんて先のまた先過ぎて本当に行けるのか不安になることもあった。人間、やれば出来るものだなぁと実感した。

2つ目は日本人の心の暖かさを感じたこと。

北海道豊浦(4日目参照)や青森大鰐(6日目参照)など、困っている人にスッと手を差しのべてくれる国民性は素晴らしいなと思った。本当にありがたかった。

ただ今一つ残念なところもある。それはまたこのあと「印象的だったこと」で書こうと思う。

3つ目は、普段の生活がいかに素晴らしいしものであるかということを思い知らされたことだ。

日本縦断中は寝る場所が決まっていなかったりや食生活が乱れたりする。

そんなとき、ふと「横浜に帰りたい」と何度も考えた。

横浜での普段の生活では、食事にしても寝るにしてもお風呂に入るにしても、なんの苦労もない。

人間、ついつい刺激を求めてしまうが、不自由なく生活出来るということがどれだけ素晴らしい事なのかを痛いほど思い知らされた。

横浜に戻ったら、安定した生活を送らさせて頂いていることに感謝して、毎日を過ごしていきたい。

印象的だった出来事は大きく2つ。

1つ目は残念だったこと。柏崎~富山を走った10日目、糸魚川から富山へ向かう国道8号の難所「親不知(おやしらず)」での事故のこと。

大破した車が洞門内で立ち往生していて、車内に人がいるのに、たくさんの自動車がその車を避けるようにしてどんどん行ってしまっていたことが残念に思った。

なぜ誰も通報したり助けようとしたりしなかったのだろう。

車を運転している人はなかなかあの近くに自分の車を止めて助ける事は出来ないかもしれない。もちろん運転中に通報の電話をすることも危険で出来なかろう。

それでも同乗者の誰かが119番通報することくらいは出来たのではないか?怪我の程度等は分からなくても事故があったことを知らせるくらいは出来ただろう。

自分には関係ないと知らん顔しているようで悲しい気持ちになってしまった。

ここまで日本人の心の暖かさに触れてきただけに、というのもあるのかもしれないが。

ちょっと何を伝えたいのか曖昧だが、これが印象に残ったことの1つ目。

それからもう1つは、同じ1つの国でも地域ごとに美味しい食文化や異なる言語文化、そして多様な景観があったこと。

分かりやすいのはラーメン。僕らがよく食べている横浜ラーメンは豚骨の太麺が多いが、札幌は味噌、海沿いでは大体塩ラーメン、尾道では醤油系の…など。

もちろんラーメンだけでなく、秋田のきりたんぽ鍋や富山の白海老、宮崎のチキン南蛮、鹿児島の地鶏や鳥さしなど、土地に根付いた素晴らしい食文化に触れた旅だった。

それから言語、というか方言。北海道から東北、北陸、関西、瀬戸内、九州と自転車で移動していると、県境付近で少しずつ言葉が移り変わって行く様子が見てとれて面白かった。

特にガラッと変わったのは新潟で上越辺りから糸魚川にかけて。ここで完全に東日本から西日本に変わったのを実感した。(親不知事故のとき、糸魚川消防のレスキュー隊員が事故車の運転手に「ここ痛ない?」と聞いていた場面)

自転車はバイクや車などに比べて巡行速度が遅いので、周りの景色に気づきやすい。

美しい風景があったら気軽に止まって写真を撮ることが出来る。


(倉敷の美観地区:15日目)


(しまなみ海道:16日目)

個人的に注目していたのは水田だ。

東北から北陸にかけては、もう穂が垂れていて黄金色に染まっていた。

しかし九州に入るとまたまだ青くて真っ直ぐ伸びていた。

この違いだけでも自分が随分と長い距離を走ってきたことを実感した。

長くなったのでそろそろ話をまとめると、最北端から最南端まで自分の力で行くことで、日本の土地の広さを実感した。

地球儀で見ると小さな島国。けれど中身の濃い国であることに改めて気づかされた。

そしてこれから戻る今まで通りの生活には感謝をしながら過ごしたい。

旅の中で出会った全ての皆さん、そして困っているときに助けて下さった方々、お忙しい中泊めていただきご馳走も頂いた大学の友人とそのご家族ご親戚のの皆様・I君のご親戚の皆様、そして毎日のようにblogを見てくださった皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました!

総集編②では走行距離や費用等のデータを載せる予定です。

 

 



(感想)

 

そうだね〜堀ちゃんも書いてたけど俺も全く同じことを思った(←乗っかっただけだろ)

 

 

何事も為せば成るんだな〜と。

 

 

 

 

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